仰向けでずりばい【障害の可能性?!】

うちのbabyさん(8カ月)は最近、背ばいをするようになりました。仰向けのまま足の力だけで移動するので後頭部がハゲるんじゃないか?と心配しています。また、ネットでは自閉症が原因?!といった記事も見かけます。

こちらの記事では、元塾講師ママさんのとっても参考になるブログや乳児の運動発達遅延についてご紹介します。これを読めばきっと、背ばいに対する不安がなくなりますよ!
背ばいとは?!
赤ちゃんが、仰向けの状態で主に足で床を蹴って移動(回転)する事を言います。
後頭部がハゲるの?!
うちのbabyさんは最初は回転から始まりました。反時計回り→時計回り、そして気づいたら足で床を蹴って上へ上へと後頭部をこすりながら移動していました。それを見た瞬間、ハゲる!!と心配になりました。ネットで調べてみると、とても参考になるブログがあったのでご紹介します。ハゲる以外の問題点も取り上げているのでお勉強になりました。
背中でずりずりするわけですから、後頭部がこすれて髪の毛が一時的に薄くなります。本当にはげちゃう子もいます。 髪の毛がない状態で床にこすりつけるわけですから、もちろん赤くなります。 でも、どうにもできません。髪の毛は背ばいがおさまれば自然と生えてくるようになるので、いまは諦めるしかありません。あまりにもこすっているところが赤くてかわいそうになってきたら、せめて床との摩擦をやわらげるためにカーペットやマットを敷いてあげましょう。
引用元:みのりんく
やっぱりハゲるんですね…床で遊ばせる時は目が離せません!!他にも注意点が書いてあったので、全部気を付けなければ・・
自閉症が原因?!
「背ばい」でネット検索すると自閉症というワードが出てきて心配になりますよね。次は自閉症との関連性について触れたいと思います。
背ばいと自閉症(発達障害)の関係
自閉症(自閉性障害)とは、発達障害のひとつです。ここではもっと大きなくくりで広汎性発達障害(社会性やコミュニケーション能力などの発達遅滞を特徴とする発達障害の総称)との関係についてまとめたいと思います。
ご紹介したいのはこちらの研究 ☞ 運動発達遅滞を主訴に来院した広汎性発達障害 です。
こちらの研究では、運動発達遅滞を主な症状に来院した乳児で、独り歩き習得後もフォローし広汎性発達障害と診断した 41 名の症例について詳しく記載されています。
この研究の中で、不規則な発達があった乳児は全体の91%いたそうです。かなりの高確率ですね。
不規則な発達とは
- 運動の獲得順序が相前後するもの 56%
- 獲得すべき運動が出現しないもの 46%
- 背バイするもの 0.05%
- 片膝はつき片膝はつかない非対称的ハイハイをするもの -%
- 這わずに回転して移動するもの 20%
などが含まれているそうです。
背ばいも入っていますね。ますます心配になりますよね!! でもちょっと待って下さい!こうも記載があるんです。
運動の非対称性はもちろん定型発達児にもみられるが、非対称性が最低でも 1 か月以上持続するとき問題とみなす。本研究では 0.07%にのみ持続的な非対称性が認められ、持続的な非対称性が広汎性発達障害において主要な運動の問題であるか否かの検討は今後課題と考えられた。
全体の0.07%では広汎性発達障害と関連があるか否かは検討が必要と著者は言っています。
背ばいをした乳児は全体の0.05%で持続的な非対称性が認められた乳児よりももっと低い割合です。ならば!背ばいも同じく広汎性発達障害において主要な運動の問題であるか否かの検討は今後課題と考えられるという事ではないでしょうか?
結論
これはあくまでも私の素人考えですが、背ばいと発達障害の関連性はゼロではないとしても、確率としてはかなり低いのではないか?と思いました。
「背ばい」で検索するといろいろな経験談が出てきますよね。背ばいをしていた子も、今では立派な大人に成長した!という方もいらっしゃいますから、今までどおり我が子の成長を見守ってあげれば良いのかな・・と感じました。
余談ですが、医療関係の文献等は読んでいると頭が痛くなりますね。上記はあくまでも私の解釈ですので、お時間のある時にでも目を通してみて下さい。☟
参考資料: 運動発達遅滞を主訴に来院した広汎性発達障害
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